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Re;En Ojima

世代間のギャップとか 農業の好きなところとか

私は今年厄年です。世代で言ったら団塊ジュニアの子供世代で就職氷河期ド直球です。アニメで言えばスラムダンク、ドラゴンボール、野球で言えば横浜高校優勝時の松坂投手と同じ世代です。音楽はavexが栄華を極め小室ファミリーを筆頭に安室奈美恵さん(あまり見た目が変わっていないのが腑に落ちませんが…)などが音源を出す度、飛ぶように売れていてお洒落を通り越したドラッグクイーンのような若者が町中に溢れていましたwネット環境は2CHがメインで今のように何もかも明確ではなくわからない面白さがあふれていた時代でもあります。

 つい先日の話で父との連絡伝達で話すことがあったのですが私は伝える伝わる事には人並み以上に真剣に捉えてるので普段からフセンを持ち歩く位、気を使います。樹木にもIDをつけて管理していたりします。それはまず,いつでも自分が簡単に把握できて無駄な動きを一切しないようにすることが一つ目です。二つ目は誰かに伝えないといけないタイミングで分かりやすく伝える事で、作業を間違えないように第三者に伝えるためと言われた側が作業しやすいようにしています。何気ない事で果実の品質は落ちてしまうので私には必須なツールです。それでも事故は起きるので備えていれば些細なミスは防げるからにほかなりません。


圃場別の樹木管理記録です。

現状の樹勢や枝の管理と記録を行いながら随時把握を出来るようにしています。記録をするとたいていの事は忘れても良いので作業はかなり楽になります。




 団塊ジュニア世代の父とのやり取りは何時も口頭ですが、不在でお客様が見えたり、在庫数の把握など伝達無しが基本なので何時も突然で驚くことが多々ありました。もう直してもらいましたが…なぜメモで置きや誰かが来る伝達をしないのかを聞くと『いちいちメモなんて…』っというので一瞬で察しましたΣ(・□・;)が、世代間の感覚の違いはそんな簡単な『言った・言わない』が多発するところです。これが現社会をどれだけ狂わせている事か…父はなぜそれがいけないかを説明すれば理解をして改善してくれるので、すごい対応力だなと驚かされる事はありますが出来ればその能力を別のところに生かしつつ使わずとも簡単に解決できる事なので直してもらえるだけで大きく効率化されます。これは身内の話ですが一歩外に出ると農業は未だあたりまえにまかり通ったりするのでいつもおかしくてたまりませんw当事者は笑えませんね… 朝、出会う事が多い農家のおじさんは挨拶すら出来ない人もいます。人は人なので私は無視されようと気にしませんし、わかっていたとしてもしない事のほうが気持ちが悪いので挨拶は当たり前にします。おそらく彼らは話が出来るうちは現役引退までその調子でしょうからねw付き合うつもりはありません。会社員生活のほうが長い私は出来るだけ関わりを持たなくて済むようにしてしまうので現代社会における農業界の摩訶不思議現象の一つとして理解しています(; ・`д・´)


詳細はお見せ出来ませんが圃場の状況が一枚で把握できるようにしてあります。

常に次期の予定や将来的な圃場管理設計をたてた上で作業しています。それでもスピードが必要な事象は起きるので焦って作業を行う事が極力無いように明確にしておくと楽に作業がしやすいです。

 


農業の面白さも会社員として働く面白さもどちらも良いところも悪いところもあります。それは人それぞれだと思いますが私が農業で好きなところは枝の間からきれいな空が見えた時にそれが仕事として成立していること。黙々と作業に取り組めるところ。手間をかけた分だけ成果物がどんどん良くなるところ。かと思えばまったく思い通りにいかないところ。樹木の変化が素直に見えるところ。建物や商品を発注することなく自己責任で売るものを自ら生産できるところ。ぽっかり何もしなくてよい時間が取れたりするところ(天候がぐだぐだ過ぎて仕事を見ないふりの時もありますが…)。何よりお客様直々に感想を頂けるところです。売り方や販売方法はさほど差はなく感じています。ただ対植物であり収穫物がナマモノであるところが大きく違いますが何をやっても基本は同じで結局のところ『人の性格・性質』が成果物に大きく影響する点は同じです。前にも書きましたが自分が美味しいと思う事は自由ですが購入してくれる皆様がいて初めて美味しいさが伝わり成り立ちます。自分の常識を過信するのではなく多くの人が『美味しい』や『良かった』と感じていただける果実づくりや物づくりを心掛けています。もう収穫期も終盤に近付いていますが本年の状況を振り返り更に良い果実・サービスを提供できるよう来年に向けた計画を毎年この時期に取り組んでから私の中では10月スタートの来期を迎えます。たんたんと取り組んでまいりますので来期もよろしくお願い申し上げます。また、気候が変化しやすい時期ですのでお体を大切にご自愛頂ければと思います。

関東の恵まれた立地・土壌の生産地である茨城県下妻市で農園を営んでいるRe;En:リエンです。恵まれた育成環境で行う計画的な圃場管理ですくすくと育てられた果実を市場では手にする事が出来ない美味しさで皆様にお届けいたします。                       

Re;En 小島

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